

着物を着るようになって、風呂敷や懐紙といった「和小物」を使う場面が多くなりました。
いままでの生活では、「和小物なんて使わないよ〜〜大体、それってかっこいいの??」なぞと思っておりましたが、
いざ使ってみると、やっぱりというか、便利なんですね。
昔の風呂敷というと、いかにも「和」という雰囲気のものしか見かけませんでしたが、最近は
もっとカジュアルな柄のかわいいものがたくさんあります。水玉模様とか、ストライプとか。
さりげなくささっと風呂敷で物を包んだり、懐紙でちょちょっと袋をつくって心づけを渡したり・・
仰々しくやるとかっこ悪いので、出来る限りスマートに使いこなせればいいなぁと思います。
◆風呂敷
普段、洋服で生活している中で、誰かの家にお土産を持っていく場合、何に入れてどうやって持っていきますか?
大抵の場合は、紙袋に入れていくと思います。そして、その紙袋ごと渡すことが多いですよね。
もちろん、その紙袋も可愛いものなら嬉しいんですが・・・お店の名前がドーンと印刷されたものだったりすると
どうしようかと悩んでしまいます。捨てるには勿体ないし、かといって使いたいほどのデザインでもないし・・・
いつか使うでしょ、とストックすることになるのですが、その「いつか」は、来ないんですよね〜〜
私も袋や包装紙を捨てられないタチなのでよくわかるんです。だから、誰かのお宅にお邪魔するときには
風呂敷でお土産を持参してみませんか?
風呂敷に包んでいって、中身だけさらりと渡す・・・ちょっとかっこいいではありませんか。
風呂敷の結び方には、真結びとかたわな結びのふたつがあります。
真結びとは、普通のひもを結び方法と同じ。かなわな結びとは、蝶々結びの片方の輪を抜いた方法。
風呂敷の種類は大きく3つ。慶事用と、仏事用と、日常用。
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慶事用にふさわしい柄は、着物の柄と同じ。吉祥や鶴・亀、宝舟などのおめでたい柄。できれば、素材も正絹などの質の高いものが良さそうです。
大きさとしては2尺幅のもの(約75cm幅)が最適だそうです。
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仏事用にふさわしい柄は、蓮花や雲水など。これも着物と同じですね。色の決まりはないそうですが、やはりグレーや紫などの落ち着いた色が良さそう。
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日常使いのものには、特に決まりはありません。正絹ではなく、木綿素材のものも。化繊や木綿なら2.4幅(90cm)、3幅(105cm)の大きめサイズもあるので、持ち手を多くとりたい場合や、大きなものを包む場合に
便利ですね。
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包み方は、簡単に2種類を紹介します。
冠婚葬祭の場面では、結び目をつくらない平包みの方法で。
- 風呂敷を広げ、最後に見せる柄が正面にくるよう上にしておく
- 包む物は中央よりも少し下におく。風呂敷の下からたたみ始める
- 左、右とたたむ。右の角が余る場合は、内側に折りこんで整える
※お祝いなら左→右の順番。仏事なら右→左の順番。
- 最後に、上部分をしわにならないように被せる
手提げにもできるお使い包みは日常的な包み方です。
- 風呂敷を広げ、包む物を中央におく
- 下をたたみ、角が余る場合は物の下に折りこんでしっかりと固定する
- 上をたたむ。角が余る場合は物の下に折りこんでおく
- 左右を持って結ぶ
覚えておきたいのが、風呂敷を広げる場所です。
まず、自分がお土産を持っていって、広げる場合。自分が座ったところの下座に置き、広げて中身を取り出します。
畳の上ではない場所だとちょっと困ってしまいますね。しかし、自分の持ってきた物を、相手よりも高い位置には上げない・置かない、という
基本を考えればいいと思います。
また、物を頂いて帰る場合。「場所をお借りします」などと一言伝えてから、風呂敷を取り出します。
ささっと包んだら、上座に置いて、帰るときに持っていきます。バッグにすぐにしまわないこと。この場合も、頂いた物を自分よりも下の位置に置かない、という
基本を考えればいいのではないか、と思います。
簡単に上座・下座を説明すると、床がある方向が上座です。入り口がある方向が下座。座る位置にも順位がありますので、そこから上座・下座を判断してもいいですね。 日常生活の中で、気の知れた友人宅へお土産を持っていくのに格式ばったやり方は、むしろ無粋ですよね。
一応のマナーを知っておいた上で、アレンジしたり場所に合わせたりできると、できるなっという感じがします。
◆まめちしき◆
風呂敷・・・江戸時代の初めに庶民が湯屋(銭湯)に行く際に衣類をつつみ、着替えるときには床の上に敷いた布。それが、現在の風呂敷のはじまりだそうです。
江戸時代、自宅にお風呂があるのは大名家などのお屋敷だけでしたから、庶民は銭湯にちょくちょく通っていたわけですね。→風呂敷を探す
◆懐紙
お茶席では欠かせない懐紙。お菓子の取り皿にしたり、お茶をぬぐった指を清めたり、料理の残りを包んだり・・・。
はっきりいって、お茶会で懐紙を持っていない場合、本気で困ります。というか、持っていないなんてありえないアイテム。
でも、それだけお茶席では必需品なのに、日常ではほとんど使う機会は無いんですよね・・・
いや、いつも懐紙を欠かさない私の先生は、やっぱり懐紙の使い方もスマートなんです。
たとえば、覚えておきたい事柄などをすらすら〜〜とボールペンを取り出して懐紙に。つまりはメモ帳の代わりです。
また、「少しだけお菓子が余ったので持って帰りなさいよ」と、懐紙にささっと包んでポンと私の手へ。
おお〜〜かっこいい・・・。
懐紙は、丈夫な和紙でできているし、大きさも使いやすい大きさ。お茶用の懐紙は防水加工をしてあるものも多いので
さらに丈夫。
折り紙の要領で、いろいろなアイテムに活用できますよ。
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控えめな淡い色合いは手摺りの木版ならでは。
挿絵付きと無地がセットになっているので使いみちの幅がぐんと広がります。 内容:柄・無地[各10枚]×5柄セット
図柄:5種類(山吹・紅葉・楓・水面・花びら)和紙:懐紙用和紙制作:手摺り木版
竹中木版 竹笹堂 |
ほっこり和むためのお茶の時間。かわいい小紋柄を添えてみませんか?【懐紙 小花】 お茶のお稽古にはもちろん、お手紙やぽち袋としてもお使いいただけます。
サイズ : 14.5cm×17.5cm: 30枚入り粋更kisara |
御懐紙無地5帖セット(防水タイプ)(懐紙・無地:御懐紙無地5帖セット(防水タイプ))1帖30枚 × 5帖入り こだわりの和雑貨 和敬静寂 |
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箸袋のつくり方
わざわざ買って用意するまでもない少人数のお客様や、いつもとちょっと雰囲気を変えたいな、という場合に
箸袋を添えるとテーブルが華やぎますよね。少し柄の入っている懐紙なら、よりお洒落になるかもしれません。
- 長い辺を横にし、下から1/3あたりで折る
- さらに、残りの1/3を折る
- 端を1cmほど折る
ぽち袋のつくり方
ちょっとした金額を渡すとき、のし袋では大げさになってしまうことってありますよね。だからといって
お金をハダカで渡すわけにはいかないし。そこでぽち袋をささっと折って・・
また、切手やボタンなどの小さいものを収納しておくのにも役立ちます。
- 短い辺を横にし、下から1/3あたりで折る
- 残りの1/3を折る。左端を少し空けておく
- 裏返して、上と下を1cmほど折る
- 上と下の折り返しを深くして差し込むと収納に向く
心づけのつくり方
ぽち袋よりももっと簡単な折り方です。しっかりと折りこむので、持ち運んでもばさばさしません。
いくつか作っておいて、バッグに入れておくのもおしゃれかも??
- 表を外にして、三角に折る
- 上部を折る
- 左右を折り、端を差し込む
他にもいろいろ・・・
■角をずらしながら折ってコースターに
■細く折ったものを千代結びにして箸おきに
■立体的な菓子皿に
▼今回の折り方はコチラの本を参考にしました。
◆まめちしき◆
懐紙・・・懐に入るようにたたんだ壇紙や奉書紙、半紙のことを指します。平安時代には既に使われていたというから驚きです。そのころは、宴の席で詠んだ詩や俳諧などを記すために使っていたそうで、和歌懐紙、という貴族が和歌を書いたものが残っているとか。→懐紙を探す
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